正直、夜が来るのが嫌でした。
子どもが寝て、
家の中が静かになって。
「そろそろ…」という空気を感じると、
嫌な気持ちで、逃げ出したくなってしまう。
……これ、
実は昔の私自身の話です。
授乳を終えてから変わってしまった胸。
触れられることへの抵抗感。
見られることが、怖いというより、
ただただ嫌だった。
「女として見られる自信がない」
「今の体を見せたくない」
そんな気持ちが先に立って、
夜の時間そのものを、
避けたくなっていました。
変えたかったのは胸。でも一番苦しかったのは気持ちだった
当時の私は、
「とにかく胸をどうにかしたい」
そればかり考えていました。
授乳後に変わってしまった胸を見ては、
元に戻したい、取り戻したい、
そう思っていたんです。
でも、今振り返ってみると、
一番苦しかったのは
胸そのものじゃありませんでした。
それよりも、
「今の自分を見せたくない」
「女として見られる自信がない」
「応えられない自分が嫌だ」
そんな気持ちを、
ずっと抱え続けていたこと。
胸を変えたいと思っていたけれど、
本当は、
自分の体を受け入れられない気持ちが
一番つらかったんだと思います。
夜が嫌だった本当の理由
夜が怖かった、というより、
夜になると
自分と向き合わざるを得なかった
それが嫌だったのかもしれません。
昼間は、
母として、
妻として、
やることに追われていられる。
でも夜になると、
全部が終わって、
最後に残るのは「自分」。
その時間に、
「ちゃんとケアしてこなかったから」
「産後だから仕方ないって甘えてたから」
「女でいる努力を怠ったから」
そんなふうに、
体の変化をすべて自分の責任として
受け止めて
自分を責め続けていました。
だから、
夜の時間が近づくほど、
心の中で逃げたくなっていたんです。
やったのは、胸だけをどうにかすることじゃなかった
いざ体と向き合い始めて、
私がやったのは、
胸だけをどうにかすることではありませんでした。
・姿勢を見直す
・必要な筋肉を使えるようにする
・全身をほぐす
そして何より、
今の体を否定しないで、
ちゃんと見ること。
最初は、
「こんな体、見たくない」
そう思っていました。
でも、
無視するのをやめて、
ちゃんと向き合うようにしてみたんです。
体を責めるのをやめたら、少しずつ変化が訪れた
すると、少しずつですが
変化を感じるようになりました。
「前より呼吸が楽かも」
「体が少し軽い気がする」
「触れられたとき、前ほど嫌じゃない」
胸のサイズがどうこう、
という話よりも先に、
自分の体の感覚が戻ってくる
そんな感じでした。
体を責めるのをやめたことで、
力みが抜けて、
心も少し緩んでいったのだと思います。
夜の時間が、少し違って見えるようになった
夜の時間が、
急に楽しくなったわけではありません。
でも、
・無理に応えようとしなくなった
・嫌なときは、嫌だと感じられるようになった
・「今の私でもいいかも」と
ほんの少し思えるようになった
そんな変化がありました。
夜の時間が、
「嫌なもの」ではなく、
自分をすり減らさない時間に
変わっていった感覚です。
さいごに
胸を変えたいと思いながら、
本当は
「今の自分をどう扱えばいいのか」
分からなくなっていました。
胸だけをどうにかしようとしていた頃は、
体も、心も、
どこか置き去りにしていたように思います。
でも、
体への向き合い方を変えていく中で気づいたのは、
闇雲に頑張ることよりも、
向ける場所を間違えないことが大事だということでした。
体に向き合い方を変えた分だけ、
心の感じ方も、
夜の時間の捉え方も、
少しずつ変わっていきました。
夜が楽しみになる必要はありません。
ただ、
逃げなくてもいい時間になる。
それだけでも、
十分すぎる変化だと思っています。
プロフィール
育乳ボディメイクトレーナー・4児の母。
4人の授乳を経験し、胸や体型の変化とともに
女性としての自信を失った過去を持つ。
授乳後の胸の変化だけでなく、
「夜の時間がつらい」「自分の体を受け入れられない」
そんな気持ちを抱えた経験から、
胸だけを見るのではなく、
体全体との向き合い方を整える育乳ボディメイクにたどり着く。
姿勢・筋肉の使い方・巡りを整え、
胸に脂肪が乗りやすい体を育てていくことを軸に、
授乳後に自信をなくしたママたちへ、
コツコツ続けられる方法を伝えている。
「今の自分の体を否定せず、
向き合い方を変えることで、
体も心も少しずつ変わっていく」
それを、自身の体で実感してきた一人。
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